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商品説明
辺土とは―草遍路、乞食遍路、プロ遍路、職業遍路、生涯遍路とも呼ばれる。長い歴史の中、「へんど」はやがて乞食を意味するようになるが、昭和三〇年代までは遍路といえば「へんど」だった。一方で、八八ヵ所を経文唱えて回る遍路は、ときに畏敬と畏怖の目で見られた。彼らは聖と賎を同時にそなえる存在だったのだ。現代の草遍路を探し、共に托鉢修行も行うだけでなく、路地(同和地区)の歴史もたどりながら五年をかけて遍路を続けた。「最後の聖域」の本質を大宅賞作家が抉り出す、唯一無二の紀行ルポ!!
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収録内容
1 | 第1章 辺土紀行―徳島‐高知 |
2 | 第2章 幸月事件 |
3 | 第3章 辺土紀行 高知‐愛媛 |
4 | 第4章 托鉢修行 |
5 | 第5章 辺土紀行 松山‐香川 |
6 | 第6章 草遍路たち |