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スパルタを夢見た第三帝国 二〇世紀ドイツの人文主義 (講談社選書メチエ)

曽田長人/著

1980円
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発売日 2021年12月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2688391
JAN/ISBN 9784065265413
メディア 本/雑誌
販売講談社
ページ数 277

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

古代ギリシア随一の軍事強国スパルタを理想と仰いだヒトラー。優生学による人種主義政策やソ連の占領政策、農業政策など、ドイツ第三帝国には随所にこの古代国家の影が見て取られる。そうして、古代ギリシア・ローマを研究してきた人文主義者たちは、ナチ政権の理想にどう対峙すべきか、人生を賭けた決断を迫られた。研究に没頭し我関せずと傍観したW.イェーガー、人文主義を守るべくナチスに協調したR.バルダー、学問と大学の自由のために抵抗したK.v.フリッツ―。スパルタの幻影を追う第三帝国の相貌を描き出し、国家と学問の関係を問い直す意欲作!

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    収録内容

    1
    2 第1部 人文主義者とナチズム―傍観、協調、抵抗(傍観:イェーガー―「政治的な人間の教育」
    3 協調:ハルダー―人間性の擁護から人種主義へ
    4 抵抗:フリッツ―「学問・大学の自由」の擁護
    5 古典語教師の王御福書簡に見るナチズムへの傍観)
    6 第2部 第三帝国におけるスパルタの受容(スパルタについて
    7 ナチズムの世界観・政策とスパルタ
    8 第三帝国のスパルタ受容に対する国外での賛否
    9 第三帝国のスパルタ受容に対する国内での批判)
    10 第3部 第二次世界大戦後の人文主義者(イェーガー―人文主義からキリスト教へ
    11 ハルダー―人種主義からオリエンタリズムへ
    12 フリッツ―「学問・大学の自由」の擁護から啓蒙主義へ)
    13 結語

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