絶体絶命の花嫁 / 原タイトル:SOUTH OF MANDRAKI (ハーレクイン文庫)

ギリシアに魅せられ、クレタ島で働くトニは、ある日、困っていた老人を車で家に送ると、突然切りつけられた。老人の妹をトニの兄が車ではねた―それが理由だった。家族の制止でことなきを得たが、問題を解決する方法は1つ。トニが、老人の孫で富豪のダロスと結婚すること。ここギリシアでは、親戚には仕返しをしない習わしだから、と。ダロスは浅黒い肌の精悍な男性だった。傲慢そうな黒い瞳にトニはなぜか魅せられ、彼のプロポーズを受けていた。1週間後、豪奢な別荘で彼との結婚生活が幕を開けるが...。