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商品説明
「わたしたちは集合的な物語―“言語”と呼ばれたり“法”と呼ばれるもの―と、まったくかけ離れた個別的な物語を語ることはできない」。セクシュアリティをはじめとし、私的領域の深奥に秘匿されてきた事柄を鋭く分析する本書は、境界を撹乱し、「語りえぬもの」に声を与える政治と倫理の新たな地平を切り拓いた。精緻な理論でフェミニズム批評を牽引しつづけた著者の代表作。
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収録内容
1 | 序 「愛」について「語る」ということ |
2 | 第1章 “ヘテロ”セクシズムの系譜―近代社会とセクシュアリティ |
3 | 第2章 愛について―エロスの不可能性 |
4 | 第3章 あなたを忘れない―性の制度の脱‐再生産 |
5 | 第4章 アイデンティティの倫理―差異と平等の政治的パラドックスのなかで |
6 | 第5章 “普遍”ではなく“正義”を―翻訳の残余が求めるもの |