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商品説明
『論語』と並んで読みつがれてきた『老子』とは一体どんな書物か、古代からどう読み解かれ、中国歴代王朝の統治にどうかかわったか。老子思想の発展・展開を大きな時代のうねりとして捉え明快に語る。この試みを支えるのは原テクストの深く尖鋭な読解である。老荘思想研究の第一人者による永年にわたる老子探究の到達点。
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収録内容
1 | 1 老子という人物(歴史的存在としての老子 |
2 | 秦王朝から漢王朝へ |
3 | 神秘的存在としての老子 |
4 | 賈善翔の『猶龍伝』) |
5 | 2 老子という書物(『老子』の成立と展開 |
6 | 漢から魏へ |
7 | 老子学の展開―何晏と王弼 |
8 | 何王以後の老子学) |
9 | 3 『老子』の注釈―河上公注を中心として(『老子』河上公注と河上公説話 |
10 | 道家的君主の養神と情欲 |
11 | 河上公注の構造) |