商品説明
村上春樹の全作品を読み、また1985年から村上春樹を取材し続けた文芸記者による、10年間の春樹読解の記録。「わかりそうでわからない」春樹作品にちりばめられた謎を、作品の細部を読み込み、「惑星直列」のようにつなぎ合わせ、解き明かしていく。
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収録内容
1 | 2011(主人公たちは大粒の涙をこぼす―泣く村上春樹1 |
2 | 涙は「切実な問題」の表れ―泣く村上春樹2 ほか) |
3 | 2012(朗読の力、村上春樹を聴く体験―松たか子さんによる「かえるくん、東京を救う」など |
4 | 読者を引っ張る「リーダブル」という力―「桃子」と「緑」から考える ほか) |
5 | 2013(殺される「牛河」と七夕神話―村上春樹作品とカラス3 |
6 | 北欧神話の森―『ノルウェイの森』とは何か1 ほか) |
7 | 2014(異界に誘う猫―T.S.エリオット番外編1 |
8 | 死と魂の世界「猫の町」―T.S.エリオット番外編2 ほか) |
9 | 2015(「両義的」という視点―再読『女のいない男たち』 |
10 | 「移動」をめぐる物語―「動きのある魂の力」 ほか) |
11 | 2016(「28」と「キョウチクトウ」―多様な読みの視点 |
12 | 象徴的な「五」という数―四つに折った五千円札 ほか) |
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