本/雑誌
英霊 世界大戦の記憶の再構築 / 原タイトル:FALLEN SOLDIERS (ちくま学芸文庫)
ジョージ・L・モッセ/著 宮武実知子/訳
1540円
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発売日 | 2022年01月発売 |
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商品説明
近代戦争による大量死はいかに克服され、それはどのような政治的帰結をもたらしたか。仲間意識や男らしさ、自由のための意義ある戦争―フランス革命以来、義勇兵が紡ぎ出し、詩や軍歌、文学作品等を通じて支持された神話は、記念碑や戦没者墓地によりシンボル化され国民に共有された。西欧諸国で起きた「戦争体験の神話化」はキリスト教や自然崇拝を取り込んで発展し、英霊祭祀により死をも統合して、戦争への馴致と政治の残忍化を導いていく。それは第一次大戦後のドイツで頂点に達した...。18世紀末から第二次大戦後までを射程に、神話が犠牲に満ちた現実を覆い隠し、戦間期政治に影響する様を克明に描く。全面改訳。
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収録内容
1 | 新しい戦争 |
2 | 1 起盤となるもの(義勇兵の戦争 |
3 | 神話の創作) |
4 | 2 第一次世界大戦(青年と戦争体験 |
5 | 英霊の祭祀 |
6 | 自然の流用 |
7 | 陳腐化の過程) |
8 | 3 戦後の時代(ドイツ政治の残忍化 |
9 | 戦争の継続 |
10 | 第二次世界大戦、神話、戦後世代) |