本/雑誌
文学とアダプテーション 2
小川公代/編 吉村和明/編
3960円
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発売日 | 2021年11月発売 |
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商品説明
ホメロス『オデュッセイア』からカズオ・イシグロ『日の名残り』まで。古代から現代にいたるヨーロッパの“古典”に光を当て、再創造としてのアダプテーションによって新たな魅力を帯びることを明らかにする。アダプテーションを実践している映画監督(ジョン・ウィリアムズ氏)、翻訳家(鴻巣友季子氏)、劇作家(前川知大氏)らの寄稿も収録。
関連記事
収録内容
1 | 序論 ヨーロッパ古典文学を“再訪”する |
2 | 第1部 総論(講演ジェンダーの観点から読む世界文学 男たちが描いてきた女性像―二〇二〇年一一月二六日 |
3 | 文学の映画化は「不純」なのか―ヨーロッパ映画におけるアダプテーション |
4 | ヨーロッパ名作文学の漫画化における三類型―『クラシックス・イラストレイテッド』から『ピノッキオ』まで) |
5 | 第2部 アダプテーション各論(『ジェイン・エア』のアダプテーション―フェミニズムとウルフの両性具有的視点 |
6 | エリオット『ポッサムおじさんの猫とつき合う法』とミュージカル『キャッツ』 |
7 | 生々流転する『ユリシーズ』の世界―映画から漫画、グラフィックノベル、VRまで |
8 | カズオ・イシグロ『日の名残り』とマーチャント・アイヴォリー映画考 |
9 | ライシテの国のアンティゴネー―〈他者〉のゆくえ |
10 | ラファイエット夫人『クレーヴの奥方』のアダプテーションをめぐって―文化の受容と再生 |
11 | ヴィクトル・ユゴーと映画―怪物から聖人へ |
12 | ミュンヒハウジアーデとアダプテーション―《驚嘆すべき》「ミュンヒハウゼン」ミームの変容について |
13 | タヴィアーニ兄弟『素晴らしきボッカッチョ』―ペストをのりこえて |
14 | ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』―重さと軽さの反転 |
15 | ふたつの『クロイツェル・ソナタ』―トルストイとウグレシッチ) |
16 | 第3部 アダプテーション制作者の立場から(カフカの小説Der Prozessを日本語映画『審判』に翻案する―私はアルゴリズムではない |
17 | インタビュー『ロミオとジュリエット』の小説アダプテーションにおける“貞節”と“裏切り” |
18 | ホメロス『オデュッセイア』を現代演劇に―英雄の旅にみる人類の成長と思春期) |
19 | あとがき 原作とは別のところに行く/原作に立ち返る「アダプテーション」 |