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商品説明
「日本社会の食糧生産係」の役割をふられた戦後の農業界では、「豊作貧乏」が常態化していた。どんなに需要が多くても、生産物の質を上げても、生まれた「価値」は農家の手元に残らなかった。しかし、いまや食余りの時代である。単なる「食糧生産係」から脱し、農家が農業の主導権を取り戻すためには何をすればいいのか。民俗学者にして現役農家の二刀流論客が、日本農業の成長戦略を考え抜く。
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収録内容
1 | 第1章 構造化された「豊作貧乏」 |
2 | 第2章 農家からの搾取の上に成り立つ有機農業 |
3 | 第3章 植物工場も「農業」である |
4 | 第4章 日本人の仕事観が「やりがい搾取」を生む |
5 | 第5章 ロマネ・コンティに「美味しさ」は必要ない |
6 | 第6章 金にならないものこそ金にせよ |