メディアと帝国
塚田幸光/編著
本/雑誌

メディアと帝国

塚田幸光/編著

4070円
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発売日 2021年12月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2701812
JAN/ISBN 9784909812773
メディア 本/雑誌
ページ数 366

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商品説明

19世紀末、それは映像と戦争の世紀への序章であり、「帝国アメリカ」が目覚める瞬間に他ならない。「帝国」とは、中心も境界もない権力形態の別名であり、増殖する網状の欲望に他ならない。だが、今日、アメリカを表象する「メディア」こそが、網状のネットワークを全開する新世代の帝国ではないのか。本書に収めた13編の論考によって、無限に広がるメディア・ネットワークの起点を見つめ、19世紀末アメリカの文化学とその批評的可能性を再考する。

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    収録内容

    1 第1部 アメリカ帝国の明暗法(一九世紀転換期アメリカの万博とオリエンタル・ダンス
    2 ボディビル世紀末―ユージン・サンドウと帝国の「身体」
    3 エドウィン・S・ポーターの世紀転換期アメリカ―初期映画と文化ナショナリズムの黎明
    4 帝国崩壊のヴィジョン―『死霊のえじき』と〈スペイン的なもの〉)
    5 第2部 ユートピア/ディストピア世紀末(世紀転換期アメリカにおける支配の欲望―オズ、サンタクロース、ユートピア
    6 イグナティウス・ドネリーと世紀転換期アメリカの終末論的欲望―ディストピア、ポピュリズム、ハルマゲドン)
    7 第3部 多層のアメリカ―絵画、写真、文学(アメリカン・アートの誕生―移民サダキチ・ハートマンと愛国的芸術論
    8 西部表象と帝国主義のポリティクス―一九世紀末メディア論に向けて
    9 燃え上がる枠組、消尽する描写―スティーブン・クレインにおける写真的無意識、近接性、死
    10 逃亡の果ての帝国―エドガー・アラン・ポーの中編小説「ハンス・プファアルの無類の冒険」を再読する)
    11 第4部 帝国のアーキテクチャ(文化ナショナリズムがかたちを整える時―世紀転換期のアイヴズからハイブラウ表象を追う
    12 セオドア・ローズヴェルトとマーク・トウェインのアメリカの原理をめぐる闘争―一九世紀末アメリカ帝国主義、クロスメディア・バトル、カウンターとしての文学的想像力
    13 英国ショップ・オーナーの「居場所」、あるいは、グローバル・シティズンシップという夢―消費の帝国アメリカの勃興?)

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