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商品説明
ことばで社会を変えられるか?“革命”をめぐる思想と行動。有島武郎、大杉栄、平出修、堺利彦、室伏高信、広津和郎、吉田一、山川均、福本和夫、宮本顕治、平野謙、中野重治、中村光夫、荒正人、本多秋五―。社会主義が厳しく取り締まられた時代に、未来の革命を思想し、論争を重ね、もうひとつの言論空間を織りなした知識人たち。砕け散ったことばの断片を渉猟し、その信念と葛藤を活写する。
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収録内容
1 | 革命的知識人とことば |
2 | 第1部 隠された伝統(大逆事件前後―ロシア文学と社会主義 |
3 | 曖昧な思想の積極性―雑誌『月刊新社会』の論脈) |
4 | 第2部 知識階級の意味(更新される概念―「宣言一つ」論争 |
5 | 海を越える革命―有島武郎とアナ・ボル提携) |
6 | 第3部 文学史の整理(出版企画と存在証明―刻印される『太陽のない街』 |
7 | 亡霊の棲む書棚―宮本顕治「「敗北」の文学」) |
8 | 第4部 反語的な批評(ロシア文学を読む―戦時期の荒正人 |
9 | 概念を縫い合わせる―平野謙「昭和文学のふたつの論争」) |