著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
フェミニズムの歴史とは、「私たちとは誰なのか」を批判的に問うてきた歴史でもある。フェミニストとして語るあなたとは誰なのか。その語りはどんな場所からなされているのか。その語りからは誰が排除されているのか。「私たちが共にあること」はいかにして可能なのか。フェミニズムはもちろん一枚岩ではない。それでも、私にとってのフェミニズムとは、自己の、そして他者の“トラブル”に直面しながらその声に応答しようとしてきたフェミニズムである。ジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』と、田中美津の「とり乱し」を架橋する、理論と実践の両面からの試み。
関連記事
収録内容
1 | 第1部 “トラブル”の哲学(トラブルに未来はあるのか? |
2 | いまだ実現されていないもの |
3 | 実存とトラブル) |
4 | 第2部 “とり乱し”のフェミニズム(「とり乱させない抑圧」に抗して―ジュディス・バトラーと田中美津 |
5 | インターセクショナル・フェミニズムから/へ |
6 | とり乱しを引き受けること |
7 | 「フェミニズム」に賭けられているもの) |