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商品説明
「クリティック」とは何か?それは「批評」や「批判」という日本語では表しきれない、ヨーロッパの知的な系譜を示す言葉である。あるテクストを前にし、それを読み、解釈するとき、それは「正しいテクスト」か、と問うこと。自分の読みは「正しい解釈」か、と問うこと。ここにある態度こそ、古代ギリシャ以来、連綿と紡がれてきたヨーロッパの知の営みを統べる原理であり、この日本という場所に何よりも欠如したものにほかならない。今と未来に向けて碩学が提示する渾身のメッセージ。
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収録内容
1 | 第1章 クリティックの起源(基礎部分の形成 |
2 | 出現 |
3 | 混線 ほか) |
4 | 第2章 クリティックの展開(人文主義 |
5 | ポスト人文主義―クリティックの分裂 |
6 | 近代的クリティックの始動 ほか) |
7 | 第3章 現代の問題状況からクリティック再建へ(リチュアリスト |
8 | 社会構造 |
9 | 言語 ほか) |