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商品説明
大阪は「密」だからこそ魅力的だった。そんな大阪の町はこれから変わってしまうのか、それとも、変わらないのか―。著者は「コロナ後」の大阪を歩き、人に会う。万博開催予定地、四〇年の営業に幕を下ろす立ち飲み店、閑散とした道頓堀界隈、自粛要請に振り回される屋台店主、ベトナムに帰れず大阪で一年以上を過ごすアーティスト、町を練り歩くちんどん行列、新世代の大衆酒場、三六五日朝六時から営業する銭湯、ド派手な巨大看板をつくる工芸店...非常時を逞しく、しなやかに生きる町と人の貴重な記録。
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収録内容
1 | 天満あたりから歩き始める |
2 | 万博開催予定地の「夢洲」をあちこちから眺める |
3 | 大阪の異界「石切さん」は“西の巣鴨”か |
4 | 西九条の立ち飲み「こばやし」最後の日々 |
5 | コロナ禍の道頓堀界隈を歩く |
6 | 屋台も人も消えた、今宮戎神社の「十日戎」 |
7 | 夢の跡地「花博記念公園」の今 |
8 | 船場の昔と「船場センタービル」 |
9 | 中止と再開を繰り返す四天王寺の縁日 |
10 | ベトナムに帰れぬ日々を過ごすアーティスト |
11 | 緊急事態宣言明けの西成をゆく、ちんどん行列 |
12 | “自分たち世代の大衆酒場”を追及する「大衆食堂スタンドそのだ」 |
13 | 朝6時から365日営業し続ける銭湯「ユートピア白玉温泉」の今 |
14 | 道頓堀を立体看板でド派手に彩る「ポップ工芸」 |
15 | おわりに―「それから」の大阪の「それから」 |
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