著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
近世国家における朝廷の具体的な宗教的機能とは何か。神社争論の裁許権、災害祈〓の主宰権、天皇権威を受容した民衆などを検討することにより、この課題の解明をめざす。賀茂下上社・伊勢内外宮の遷宮先後争論、白川・吉田家争論、災害祈〓での朝廷・幕府間の主宰権の変遷、職人の受領名・由緒書、雛祭りなどの分析から近世の朝廷の権威を論じる。
関連記事
収録内容
| 1 | 近世天皇・朝廷の権威と機能とは何か―研究史の整理から考える |
| 2 | 第1部 近世神社の位置(伊勢・賀茂正遷宮前後争論をめぐる朝幕関係覚書 |
| 3 | 幕藩制国家における神社争論と朝幕関係―吉田・白川争論を中心に |
| 4 | 神社と天皇 ほか) |
| 5 | 第2部 近世朝廷・幕府と寺社の災害祈〓(近世朝廷と寺社の祈〓―近世的七社七寺体制の成立と朝幕関係 |
| 6 | 近世朝廷・幕府と寺社の災害祈〓―元禄一六年関東大地震の祈〓を中心に |
| 7 | 寛延の怪異と地震祈〓―賀茂別雷神社を中心に ほか) |
| 8 | 第3部 近世の民衆と朝廷・幕府の権威(近世の民衆と天皇―職人受領と偽文書・由緒書 |
| 9 | 意識のなかの身分制 |
| 10 | 被差別集団と朝廷・幕府) |
| 11 | まとめと今後の課題 |
