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商品説明
近世ドイツ・プロイセンの農場領主制(グーツヘルシャフト)の歴史を、森林の役割にも注目しながら、数多くの原史料により濃密に描き出す。ヨーロッパ経済史の伝統あるテーマに新たな光を当てる国際水準の研究。
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収録内容
1 | 序章 農場と森林の支配としてのグーツヘルシャフト(「普魯士国」の森―明治の留学生たちの眼差し |
2 | 「調整令」に見るグーツヘルシャフトの構造―農場と森林の支配 |
3 | 研究史と本書の課題―グーツヘルシャフト研究の弁証法的発展の中で |
4 | 対象地域の概要と史料) |
5 | 第1章 農場領主制の成立と森林条令(一六世紀)(東方植民による農地開発と中世後期の農地荒廃 |
6 | 農場領主制の成立と人口増加 |
7 | 森林資源の逼迫と森林条例の制定 |
8 | 小括) |
9 | 第2章 荒廃農場の復旧と森林への依存(三十年戦争~一八世紀半ば)(長期にわたる農場復旧過程 |
10 | 入植者の誘致と四直営農場の廃止(分割) |
11 | 地代の減免と建築減免 |
12 | 御領林からの建築用木材供給条件の緩和 |
13 | 統一的な世襲権付与計画の挫折 |
14 | ラッシーテン(非世襲農民)の経営実態―その多様性 |
15 | 小括) |
16 | 第3章 人口成長・農場経営発展・森林経営改革(一八世紀後半)(人口・植民・森林 |
17 | 農場経営の発展 |
18 | 「有能な」農民のリクルート―領主による農民農場維持費用の節約 |
19 | 御領林経営の改革と森林賦役・林役権 |
20 | 小括) |
21 | 第4章 プロイセン改革と森林賦役・林役権の持続(一九世紀)(人口・森林・農業の動向 |
22 | 直営農場の譲渡・解体と農場賦役の廃止 |
23 | 御領林経営の発展と森林賦役 |
24 | 「調整」「償却」のための交渉―農民たちの建築用木材受給権への固執 |
25 | 粗朶拾集の継続と下層民への配慮 |
26 | 林内放牧・落葉拾集の継続と森林への負荷 |
27 | 林役権の償却―下層民・困窮民の受け入れ |
28 | 小括) |
29 | 終章 結論 |