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商品説明
いわゆる「闘病ブログ」やそれに類するホームページ、日々を綴ったSNSの残された投稿からは、故人が生前に抱いた死に際しての本音が聞こえてくることがある。一歩踏み入れた先には、ごく近い家族ですら聞けなかった、本音が広がっている可能性もある。絶えずファンが“墓参”し追悼が続いているケースや、放置されずに何代にもわたって運営が継続され、守り続けられているサイトもある。インターネットと「死」をとりまく環境は時代によって大きく変化していく。消えずに残された過去は、生きている私たちの現在と未来をどう方向づけるのか?故人がインターネットに残した足跡とどう向き合うのが正解なのか?空間や時間をこえて届いた鮮烈なメッセージに耳を傾ける。
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収録内容
1 | 高校2年で死を受け入れた人の声―ワイルズの闘病記 |
2 | 京大院生が残した剥き出しの思考―ヨシナシゴトの捌け口 |
3 | 安寧を探し求めた先の諦観、そして自殺―気味が悪い、君 |
4 | 大量の吐血の後に吐き出した覚悟のブログ―日本一長い遺書 |
5 | 対談1 故人のサイトに流れる時間と真贋 |
6 | 4代にわたって引き継がれている個人のサイト―轟木敏秀のホームページ |
7 | 死を覚悟した空手家ベーシストの軌跡―中鉢優香バッチ/Instagram |
8 | 41歳で余命を知った医師が残した死への記録―肺癌医師のホームページ |
9 | オンラインに生きた人間が刻んだ極限の生き様―一撃確殺SS日記 |
10 | 対談2 時代の変化と、故人のサイトを扱う罪悪感〔ほか〕 |