商品説明
聖徳太子による日本最初の経典注釈書「三経義疏」で知られる維摩経と勝鬘経。出家修行者に対する在家信徒の優位が徹底して説かれ、日本の仏教の出発点となった。まさにここから仏の教えは日々の暮らしに浸透し、日本は世界で唯一といえる在家仏教の国となったのである―。二経典の全文および「三経義疏」の抜粋を読み下し文とわかりやすい口語訳で収録。また経典が与えた影響を多彩なコラムで紹介。文庫オリジナルの本格入門!
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収録内容
1 | 第1部 維摩経―維摩詰所説経(釈迦如来の国のこと―仏国品第一 |
2 | 人々をさとりに近づけるために―方便品第二 |
3 | 弟子と菩薩らの慚愧1―弟子品第三 |
4 | 弟子と菩薩らの慚愧2―菩薩品第四 ほか) |
5 | 第2部 勝鬘経―勝鬘師子吼一乗大方便方広経(ある王妃のこと―如来真実義功徳章第一 |
6 | 王妃の十項目の誓い―十受章第二 |
7 | 三つの誓願―三大願章第三 |
8 | 大乗の菩薩道―摂受正法章第四 ほか) |