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商品説明
ノーベル文学賞受賞後、大江健三郎ほど多くの、そして並外れて優れた傑作を書きつづけた小説家はいない。いったい、この底知れない創作力の根源には何があるのか。大江文学に魅了されたフランス文学者が、「女たち」の声を手がかりに、精緻な「読み直し」で大江=世界文学の先見性と深淵に迫る、力作長篇評論!
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収録内容
1 | 序章 読みなおすこと |
2 | 第1章 『取り替え子』―人生の窮境と小説を書くこと |
3 | 第2章 『憂い顔の童子』―セルバンテス、ジョイス、古義人 |
4 | 第3章 『さようなら、私の本よ!』―テロとエリオット |
5 | 第4章 『〓(らふ)たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』―女たちの声 |
6 | 第5章 『水死』―「戦後民主主義」を生きる |
7 | 第6章 『晩年様式集』―カタストロフィー、そして「最後の小説」 |
8 | 終章 「戦後の精神」について |