著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
最先端の研究を紹介しながら、土壌と微生物、食べもの、そして気候変動との深い関係性を根底から問いかける。世界各地で取り組まれる菌根菌を活かした不耕起自然農法や自然放牧での畜産の実践事例が、「一度失われた表土再生には何百年もかかる。化学肥料や有機堆肥がなければ農業はできない」という通説を見事に覆していく。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 有機農業で洪水と旱魃を防ぐ―ヨーロッパの洪水とオーストラリアの緑野を結ぶ土壌とは |
2 | 第2章 土が健康なら無肥料で農業ができる―根からの液体カーボンと菌根菌ネットワークの共生進化 |
3 | 第3章 草本と偶蹄類の共進化が生み出した肥沃な土壌―野生動物の行動パターンを模倣して肉牛を飼育しながら地球温暖化を防ぐ |
4 | 第4章 表土は根から放出される液体カーボンで作られる―化学窒素肥料と菌根菌 |
5 | 第5章 土壌カーボン・スポンジで地球を冷やす―緑・土壌・微生物による水循環の再生が地球を蘇生させる |
6 | 第6章 生物はプチ飢餓が常態―土壌にカーボンを再び戻すことが大気中の二酸化炭素を減らす |
7 | 終章 消費を変えれば腸も健全化し土壌と地球も再生する |
close