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商品説明
弱いまま自由になるために。自らの誕生と来歴を忘却した主体概念を批判し、他人や歴史、社会的なものとの関係に人間の実存を見出したメルロ=ポンティはどのように倫理学を行おうとしたのか。哲学者自身の構想に沿ってその倫理学を再構成し、現代における可能性を展望する。『知覚の現象学』の先に続く倫理学の歩みを跡づける初めての試み。
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収録内容
1 | メルロ=ポンティの倫理学へ |
2 | 第1部 倫理学の基礎(知覚の本性から主体の本性へ |
3 | 離脱と密着 |
4 | 誕生 |
5 | 自由 |
6 | 他人の知覚 |
7 | 間主体性と社会的なもの) |
8 | 第2部 倫理学の再構成(メルロ=ポンティの倫理学の基本的特徴 |
9 | 自己自身との交流 |
10 | 愛 |
11 | 責任 |
12 | 歴史における責任と悲劇) |
13 | メルロ=ポンティの倫理学の意義 |