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商品説明
カリフォルニア州憲法による連邦憲法上の表現の自由への「上書き」ないし「上乗せ」を題材として、人権保障の多様なチャネルの可能性とその課題を考察し、アメリカ型連邦制のダイナミクスにおいて重要な意義をもつ州憲法の実相を描き出す記念碑的研究。
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収録内容
1 | 第1章 概観(1つの判決―Sheff v.O’Neill |
2 | 問題の所在―忘れられた憲法 ほか) |
3 | 第2章 「新司法連邦主義」の歴史的背景(州憲法による人権保障の先行性 |
4 | アメリカ憲法の3段階―新司法連邦主義の視点から) |
5 | 第3章 連邦憲法の解釈と州憲法の解釈(州裁判所による司法審査の正統性 |
6 | 州裁判所の判例に見る連邦憲法と州憲法の関係) |
7 | 第4章 州憲法におけるステイト・アクション―私有地における表現の自由の問題を中心に(前提的考察 |
8 | 州憲法における「ステイト・アクション」 ほか) |
9 | 結び 「アメリカ憲法」の中の州憲法の位置―社会権からの視座 |
10 | 補論 大統領の役割―連邦と州の関係の視点から |