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商品説明
黒装束で忍者刀を携え人並み外れた力をもつ。我々が「忍者」といって想像する姿は、歴史上に存在した実際の「忍び」とはかけはなれたものである。特殊な服装で特殊な武器をもっていては、自ら正体を明かしてしまう。それではなぜ現在のイメージになったのか?中世軍記に描かれた姿や名将楠木正成、近世の石川五右衛門、飛加藤、装束や武具の誕生、忍術と妖術の関係、マンガや映画ほか、忍者の虚像を通史的に読み解く。
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収録内容
1 | 第1部 軍記の中の忍び(『太平記』の忍び |
2 | 忍びのさまざま) |
3 | 第2部 近世忍者像の成立と変遷(石川五右衛門―豪胆な悪の魅力 |
4 | 飛加藤について―忍者ができるまで |
5 | 忍者のさまざま) |
6 | 第3部 忍者の表象(忍者装束の発生と展開について |
7 | 手裏剣と忍者) |
8 | 第4部 忍者像の深化(忍術と妖術 |
9 | 猿飛佐助と真田十勇士 |
10 | 変わりゆく忍者像) |