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商品説明
本書では、企業内の正社員・非正社員の分業と秩序がどのように構築・維持され、変容したのかを、1950年代以降の正社員とパートタイマーの人事制度をめぐる労使交渉の分析と職務評価調査による小売・流通業の現状分析によって明らかにする。職務と賃金の序列をめぐる企業内の「公平観」や処遇格差の発生メカニズムを検討し、格差の「合理性」をめぐるこれまでの議論の枠組みを批判的に検証する。
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収録内容
1 | 企業内の分業と序列 |
2 | 第1部 電気機械器具製造業におけるパートタイム労働者の分業と処遇制度の変化(電機産業におけるパートタイム労働者の活用 |
3 | EL社におけるパートタイム労働者の人事・処遇制度の成立 |
4 | EL社におけるパートタイム労働者の活用と人事・処遇制度) |
5 | 第2部 小売業におけるパート労働者の分業と処遇制度の変化(CO1社におけるパートタイム労働者の人事・処遇制度と労使関係 |
6 | ダイエーにおける人事・処遇制度の変化) |
7 | 第3部 職務分析・職務評価調査を用いた小売業の人事・処遇制度の分析(職務評価調査の概要 |
8 | 年齢給制度をとるCO2社の職務と賃金の分析 |
9 | 役割給制度をとるCO3社の職務と賃金の分析 |
10 | 職能給制度をとるCO4社の職務と賃金の分析) |
11 | 分業に基づく秩序の形成 |