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商品説明
「日本近代法の父」とは、決して過分の評価ではない。ボワソナードは、明治日本の近代法制導入に、また外交交渉や条約改正にまで、八面六臂の活躍をした。しかしその素顔は、仕事に熱中するタイプの、おそらくは世渡り下手な、打算のない、赤誠の人であった。彼を旧民法典などの諸法の起草者として迎えられたのは、やはり明治日本にとって大変幸いなことであったといえる。そして彼の足跡を追うと、明治の偉人たちの数奇な運命も浮かび上がる。
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収録内容
1 | 「日本近代法の父」の「殉教」 |
2 | 1 「地の果て」への赴任 |
3 | 2 多彩な活躍の開始 |
4 | 3 最盛期―民法編纂と条約改正 |
5 | 4 旧民法典の完成と暗転 |
6 | 5 「至誠の人」の殉教とその遺産 |
7 | エピローグ―南仏アンチーブの墓地 |