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商品説明
百年戦争の最中、神の声を聴いたと信じて故郷のドンレミ村を出発したジャンヌ・ダルクの短くも鮮烈な生涯は今も人々の心をとらえている。死後何百年もたってから「民衆の英雄」「聖女」「愛国者」とたたえられるようになる彼女の歴史は、民衆の記憶と歴史叙述との弁証法的相互作用の典型である。本書では、同時代人たちが彼女に対していだいたイメージの複数性および多義性に注目し、彼女に関する長期的な記憶の形成を現代にいたるまでたどる。
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収録内容
1 | 二十一世紀にジャンヌ・ダルクの伝記を書くこと |
2 | 1 ジャンヌ・ダルク登場以前の百年戦争 |
3 | 2 ジャンヌの登場とオルレアンの解放 |
4 | 3 ジャンヌの捕縛と異端裁判 |
5 | 4 百年戦争の終結と異端判決の破棄 |
6 | 5 ジャンヌ・ダルクの神話化 |