本/雑誌
マインド・フィクサー
アン・ハリントン/原著 松本俊彦/監訳 沖田恭治/訳
4840円
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発売日 | 2022年04月発売 |
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商品説明
精神医学の未来はいかにあるべきかを考える際、その過去を読み解き、精神医学がどのように変化してきたかを正しく知ることは必要不可欠だ。本書では、決して平坦とは言えない精神疾患の原因を脳に探ってきた歴史を振り返りながら、現在の「精神医学」の概念がどのように形成されてきたかを示し、精神医学の進むべき方向性についても考察している。第1部では、主にアメリカとヨーロッパを舞台として生物学的精神医学の役割が明確化されていく過程がまとめられ、臨床診断基準の構築に関する問題点を提示する。第2部では代表的な3つの精神疾患、統合失調症、うつ病、双極性障害(躁うつ病)を通して、精神疾患の生物学的基盤を見出してきた歴史について説き、薬剤の発展から患者家族や世論までも含めた多角的な考察を展開する。第3部では数十年以上に渡って精神医学の主流だった生物学的精神医学に差す陰と、蔓延りだした危機感を扱う。
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収録内容
1 | 第1部 医師たちのストーリー(解剖学への執着 |
2 | 無秩序状態に現れた生物学 |
3 | 脆かったフロイト主義の勝利 |
4 | 危機と反乱) |
5 | 第2部 疾患に関するストーリー(統合失調症 |
6 | うつ病 |
7 | 躁うつ病) |
8 | 第3部 答えの出ていないストーリー(偽りの夜明け) |