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商品説明
リベラルや共産主義の主張に心が惹かれるのは、人間の自由や平等への希望、救済願望は時代が変わっても不変だからだ。リベラルは自由を、共産主義は平等を掲げて権力を奪取するが、結果は伝統の破壊と個人の独裁しか起こさない。キリスト教の楽園思想、終末論が源泉のリベラリズムや共産主義思想に、日本人は騙されてはならない。政治・経済思想に加えて宗教学、文化人類学、歴史、心理学の多方面から、リベラルに騙される謎を解き明かす。
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収録内容
1 | 序章 思想分析の心構え―民族で異なる人間観 |
2 | 第1章 思想の形成と分類―保守と楽園回帰 |
3 | 第2章 古代のリベラル思想―理想社会とは |
4 | 第3章 終末論とキリスト教の支配―権力の世俗化と反発 |
5 | 第4章 千年王国運動―世直し祭りの暴動 |
6 | 第5章 啓蒙主義とリベラル主義の発生―救済願望の政治思想化 |
7 | 第6章 フランス革命―思想に殺される恐怖 |
8 | 第7章 社会主義―時代を超越する平等信仰 |
9 | 第8章 マルクス主義―反権力の嘘に悪用される |
10 | 第9章 ソ連論―裏切られた革命と個人独裁 |
11 | 第10章 過激派学生運動の悲劇―エセ指導者と老人左翼に注意 |