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商品説明
洗馬郷の名主新倉伴右衛門。一〇年間にわたり深川中屋敷に駐在、信州材を江戸で売り捌く「高遠藩深川木場プロジェクト」を仕切った。高遠藩の借財御用掛としての顔、尾張藩や水戸藩の材木御用達を務める政商としての顔、俳諧や国学・漢学にも秀でた文人としての顔を持ち、藩主や時の尾張中納言に拝謁したという記録も残る。まさに「一農民の分限を超える中央での活躍」を見せたのである。そんな伴右衛門を育んだ背景にも迫る、「信州洗馬文化史シリーズ」の第一弾。
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収録内容
1 | 1章 高遠藩の名主新倉伴右衛門(信州高遠藩 |
2 | 洗馬郷の名主新倉伴右衛門) |
3 | 2章 藩財政再建最前線に(深川木場プロジェクト)(基本計画 |
4 | 高遠藩深川中屋敷(木場)を材木取扱所へ ほか) |
5 | 3章 松平定信の侍女「琴女」を妻に(松平定信 |
6 | 琴女 ほか) |
7 | 4章 伴右衛門を育んだ洗馬文化と新倉家(名主の分限を越える人物(素養と行動力) |
8 | 洗馬文化興隆期に育つ ほか) |
9 | 5章 エピローグ(失わない社会への眼差し(新倉伴右衛門) |
10 | 晩年の琴女) |