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商品説明
政治や歴史といった概念と、倫理や刑法といったルールと、生老病死や福祉といった現実と、言葉や文学といったイメージと、予断も間断もなく向き合いつづけてきた哲学者の集大成。「もっと高いもの」を求め、あらゆる根底を疑い、ときに覆そうとしてきたその徹底した思考の軌跡、全貌がいまここに。
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収録内容
1 | 第1部 倫理/善悪(言葉の停止の問題―アウグスティヌス『告白』第十巻をめぐって |
2 | 責任の有限性のために ほか) |
3 | 第2部 政治/経済/歴史(われわれは大学が何をなしうるか、ということさえわかっていない |
4 | 脳の協同―ガブリエル・タルド『経済心理学』を導入する ほか) |
5 | 第3部 実存/存在/世界(存在と実存―「私」と「現」における |
6 | 直観空間と脳空間―戸坂潤とジル・ドゥルーズ ほか) |
7 | 第4部 生死/病気/狂気/生殖(デカルト『省察』における狂気と病気 |
8 | 刑罰と責任 ほか) |
9 | 第5部 文学/言語(文学の門前 |
10 | 一九六九年の大江健三郎―狂気の形象から障害の形象へ ほか) |