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商品説明
グローバリズムの矛盾が露呈し、新型コロナに襲われ、ついにはプーチンによる戦争が始まった。一体何が、この悪夢のような世界を生み出したのか―自由、人権、民主主義という「普遍的価値」を掲げた近代社会は、人間の無限の欲望を肯定する。欲望を原動力とする資本主義はグローバリズムとなり、国益をめぐる国家間の激しい競争に行き着いた。むき出しの「力」の前で、近代的価値はあまりに無力だ。隘路を脱するには、われわれの欲望のあり方を問い直すしかない。稀代の思想家による絶望と再生の現代文明論。
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収録内容
1 | 序章 「ロシア的価値」と侵略 |
2 | 第1章 なぜ誰もがこんなに生きにくいのか |
3 | 第2章 かくも脆弱だった現代文明 |
4 | 第3章 さらば、欲望 |
5 | 第4章 「民意」亡国論 |
6 | 第5章 ポスト・コロナ時代の死生観 |
7 | 第6章 日本近代、ふたつのディレンマ |