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商品説明
我々はなぜ「未熟なスター」を求め続けるのか―画期的日本論。卓越した歌唱力よりも親しみやすさで人気を得るアイドル、ジュニア時代から育成されるジャニーズ、音楽学校入試が毎年報じられる宝塚歌劇団...。成長途上ゆえの可愛らしさやアマチュア性が愛好される芸能様式は、いかに成立したのか。社会学の俊英が、近代家族と大衆メディアの結びつきが生んだ「お茶の間の願望」を浮き彫りにし、日本近代を問い直す。
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収録内容
1 | 1章 童謡―天才少女が「あどけなく」歌うわけ |
2 | 2章 宝塚―女生徒たちはなぜ髪を切ったか |
3 | 3章 渡辺プロダクション―テレビがタレントを供給する仕組み |
4 | 4章 ジャニーズ―ミュージカル少年がバク転をするまで |
5 | 5章 グループ・サウンズ―エレキが生んだ「王子さま」 |
6 | 6章 スター誕生!―オーディション番組と虚構の少女たち |
7 | 終章 「未熟さ」の系譜 |
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