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商品説明
社会福祉に内在化されている権力構造を明らかにした先駆的研究(本作品集第7巻『福祉社会学宣言』)以降、氏が築いた福祉社会学は、貧困者・障害者・老人・ひとり親家庭など、社会的弱者と呼ばれる人々が陥っている様々な状況の事例研究へと発展した。そしてその飽くなき社会学的挑戦は、ユートピア思想としての社会主義を失ったポスト冷戦時代の新たな福祉国家論という、ナショナルな次元にまで及ぶ―。社会的弱者らに対する管理・排除の構造を告発するという福祉社会学の闘争的側面を捉え、現代にも通底する社会福祉の光と影を浮かび上がらせた集大成の一冊。
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収録内容
1 | 1 福祉社会学の挑戦(貧困問題と福祉の機能 |
2 | ケアすることとは |
3 | 二〇世紀からの展望) |
4 | 2 福祉社会学の展望(貧困の社会思想史 |
5 | 貧困の社会学(抄)(未完) |
6 | 母子寮の現状と将来像 |
7 | 母子寮論の最近の動向 |
8 | ひとり親家庭研究の最近の動向―アメリカと日本のばあい ほか) |
9 | 3 ドラマとしての福祉(社会の闘争モデルによる福祉社会学・序説 |
10 | ドラマとしての福祉―『シリーズ福祉社会学』刊行によせて) |