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商品説明
「愛国」思想は現在、右派や保守の政治的立場と結びつけて語られる。しかしその起源は、かつて古代ローマの哲学者キケロが提唱したパトリオティズムにあった。フランス革命では反体制側が奉じたこの思想は、いかにして伝統を重んじ国を愛する現在の形となったのか。西洋思想史における紆余曲折の議論を振り返り、尊王思想と結びついた明治日本の愛国受容を分析、さらに現代のグローバルな視点からパトリオティズムの新しい可能性を模索する。
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収録内容
1 | 第1章 愛国の歴史―古代ローマからフランス革命まで |
2 | 第2章 愛国とは自国第一主義なのか |
3 | 第3章 愛すべき祖国とは何か |
4 | 第4章 愛国はなぜ好戦的なのか |
5 | 第5章 近代日本の「愛国」受容 |
6 | 第6章 「愛国」とパトリオティズムの未来 |