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根津権現前より 藤澤清造随筆集 (講談社文芸文庫)
藤澤清造/〔著〕 西村賢太/編
2200円
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発売日 | 2022年06月発売 |
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商品説明
昭和七年一月、芝公園内で窮死した私小説作家・藤澤清造。その三十五年後に生まれ、「歿後弟子」を自称した西村賢太は、その作品の文学的価値を説き、顕彰に努めた。師の人生をなぞるかのごとき急逝の直前まで、西村はなめるように諸雑誌を収集し、劇評家でもあった藤澤の随筆を拾い出しては、編集・配列に意を用いつづけた。そうして生まれた本書こそ、まさに時空を超えた「魂の感応」の産物である。
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収録内容
1 | 1(莫迦の世迷い言) |
2 | 2(根津権現前より |
3 | 城山のほとり |
4 | 大待宵草の花 |
5 | 貧故の寃罪 |
6 | 頭の中の時計 |
7 | 感想断片 |
8 | 重忠役者と岩永役者 |
9 | 俳優種々相 |
10 | 動物影絵 |
11 | 不愉快な思いで―松竹キネマにいた時のこと |
12 | ぐうたら漫談―「根津権現裏」時代 |
13 | 自分自身に与うる詞 |
14 | 平賀元義を憶う |
15 | 錦絵物語 |
16 | 病院から帰って |
17 | わが家の富士 |
18 | 法界坊礼讃 |
19 | 気に入らない |
20 | 雪へする落書 |
21 | 謎のおんな |
22 | 「玉の井」と「亀戸」 |
23 | 啜泣く風景 |
24 | 「金」と「恋」と |
25 | 無産者の結婚の悲哀 |
26 | 新婚か悔恨か |
27 | 塩の正月 |
28 | 独身者は寂し) |
29 | 3(演劇無駄談義 |
30 | 歌舞伎劇保存に就いて―三宅周太郎君へ |
31 | 火と風とに捧ぐ |
32 | 築地小劇場のこと |
33 | 猿之助を憫れむ |
34 | 画龍点睛を欠く |
35 | 是何んの故ぞ |
36 | 近代劇と金 |
37 | 犬の遠吠え |
38 | 文明的復讐 |
39 | 喧嘩の前触 |
40 | 外は是〓の声) |
41 | 4(斎藤緑雨の一面 |
42 | 雑記帳抜萃 |
43 | 渠に云いたいこと |
44 | 苦吟力行の人 |
45 | いまの創作家のこと |
46 | 神経質過ぎる者は誰ぞや |
47 | 小蟹の愚痴 |
48 | 「元日や」の原句―芥川龍之介の三周忌に |
49 | フロックコートと龍之介 |
50 | 昼寝から覚めて |
51 | 作家の態度 |
52 | 友に贈る |
53 | 冷笑の前へ |
54 | 「一夜」について |
55 | 「恥」と「〓」 |
56 | 〓のつきッぱなし) |
57 | 5(屠蘇危言) |
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