門出の陽射し 長編時代小説 父子十手捕物日記 (光文社文庫 す14-14 光文社時代小説文庫)

南町奉行所の定町廻り同心・御牧文之介は、念願かない、幼なじみのお春と祝言を挙げる。一方、隠居した元名同心の父・丈右衛門は、再婚した妻・お知佳とその連れ子と三人で暮らし始める。それぞれが幸せに浸るのもつかの間、長屋三つの家持ち・宮助が殺される。長屋を三軒も持てるほどの金の出所が気になった文之介は、宮助の身辺を洗い始めるが...。