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商品説明
約三万人の死者を出した、悪名高い「インパール作戦」。この負け戦を指揮した陸軍中将・牟田口廉也はそれまで、日本陸軍を代表する「常勝将軍」と呼ばれていた―。作戦はどのような経緯を経て実行され、なぜ失敗に至ったのか?数々の思惑がぶつかり合ったインパール作戦は、「牟田口=悪」という単純な図式には回収できない。牟田口の生涯を追い彼の思想や立場を明らかにしつつ、作戦が大本営に認可されるまでの様々な人物・組織による意思決定の過程を分析する。こうした緻密な作業から見えてきたものは、牟田口という人間、そしてインパール作戦の持つ複雑性だった。
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収録内容
1 | 序章 陸軍のメカニズム(「任務重視型軍隊」と「環境重視型軍隊」 |
2 | 巨大な組織の宿痾 ほか) |
3 | 第1章 牟田口廉也の実人物像(生い立ち |
4 | 陸軍でのキャリア) |
5 | 第2章 インパール作戦認可までの経緯(情勢の変化に翻弄された作戦 |
6 | 阻害要因の克服 ほか) |
7 | 第3章 再評価(インパール作戦 |
8 | 牟田口廉也) |