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商品説明
隠秘学を追究し女性崇拝者でもあったエリファス・レヴィ、あえて強盗や殺人を犯し、断頭台の露と消えたピエール・フランソワ・ラスネール、独特のナンセンス詩を書いた発明家シャルル・クロス、そして50歳以上も年の離れた少女を偏愛し、死の3日前まで愛の行為をつぶさに日記にしたためたサド侯爵―。正当な文学史なら話題にものぼらないであろう“狂気”の人物13名を、独特の感性で発掘、評論した澁澤龍彦ならではの文学史。
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収録内容
1 | エリファス・レヴィ―神秘思想と社会変革 |
2 | グザヴィエ・フォルヌレ―黒いユーモア |
3 | ペトリュス・ボレル―叛逆の狂詩人 |
4 | ピエール・フランソワ・ラスネール―殺人と文学 |
5 | 小ロマン派群像―挫折した詩人たち |
6 | エルヴェ・ド・サン・ドニ侯爵―夢の実験家 |
7 | シャルル・クロス―詩と発明 |
8 | ジョゼファン・ペラダンとスタニスラス・ド・ガイタ侯爵―世紀末の薔薇十字団運動 |
9 | モンフォコン・ド・ヴィラール―精霊と人間の交渉について |
10 | シニストラリ・ダメノ―男性および女性の夢魔について |
11 | サド侯爵―その生涯の最後の恋 |
12 | ザッヘル・マゾッホ―あるエピソード |
13 | アンドレ・ブルトン―シュルレアリスムと錬金術の伝統 |