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商品説明
菅原道真、平将門、崇徳上皇...古来、覇権争いに敗れ、無惨に死んでいった者たちは、死後“悪霊”となって人々に祟りを及ぼすと信じられた。天災や疫病を悪霊と結びつけ、鎮魂の儀式に終始したのは、他者を虐げた負い目に苦しむ者と、悪霊を利用しようとする者ではなかったか。日本人の心と歴史の闇を描く傑作歴史評伝。
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収録内容
1 | 吉備聖霊―忘れられた系譜 |
2 | 不破内親王姉妹―呪われた皇女たち |
3 | 崇道天皇―怨念の神々 |
4 | 伴大納言―権謀の挫折 |
5 | 菅原道真―執念の百年 |
6 | 左大臣顕光―不運と報復 |
7 | 平将門―叛逆児の亡魂 |
8 | 崇徳上皇―王者の地獄 |
9 | 頼朝の死を廻って―その虚実の世界 |
10 | 楠木正成―忠臣の実像 |
11 | 将軍家斉の周辺―このいかがわしき構図 |
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