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商品説明
近代の延長線上に現れる大きな断絶と恐怖。その端緒は精神分析理論における「回転」にある。第一次世界大戦を経験した「ヨーロッパ」で、認識の構造/真理の見え方に深刻な変化が起きた。宗教としての資本主義が際限なき増殖と自己否定を繰り返すとき、精神と社会を変容させる異形のダイナミズムが出現する。
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収録内容
1 | 資本主義とエディプス化 |
2 | もうひとりのモーゼ |
3 | 絶望としての信仰 |
4 | 永劫回帰の多義性 |
5 | “しるし”が来た |
6 | 権力への意志と死の恐怖 |
7 | 「気まぐれな預言者」と「決断する主権者」 |
8 | ふたつの全体主義とその敵たち |
9 | もうひとりの「もうひとりのモーゼ」 |
10 | ヨーロッパ公法の意図せざる効用 |
11 | “ラッセルの逆説”と“ヘーゲルの具体的普遍” |
12 | 大英帝国から |
13 | 第三帝国へ |
14 | 特殊と普遍の弁証法的関係 |