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商品説明
旧君を裏切り、親友を見捨てた「冷酷なリアリスト」という、これまでの評価は正当なのか?富国強兵と殖産興業に突き進んだ強権的な指導者像の裏側には、人の才を見出して繋ぎ、地方からの国づくりを目指した、もう一つの素顔が隠されていた。膨大な史資料を読み解き、「知の政治家」としての新たなイメージを浮かび上がらせる、大久保論の決定版。
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収録内容
1 | 第1章 理の人(志士への道 |
2 | 弛緩する朝幕体制 |
3 | 好敵手・慶喜 |
4 | 連携する薩長―「共和」の国へ |
5 | 倒幕、そして王政復古) |
6 | 第2章 建てる人(東京遷都―一君万民の国造りへ |
7 | 廃藩置県 |
8 | 政体調査としての欧米回覧の旅) |
9 | 第3章 断つ人(征韓論政変 |
10 | 立憲政体の構想と内務省の設立 |
11 | 佐賀の乱 |
12 | 台湾出兵と北京談判) |
13 | 第4章 結ぶ人(立憲政体の漸次樹立 |
14 | 衆智としての殖産興業―東北への勧業の旅 |
15 | 西南戦争 |
16 | 勧業の夢―第一回内国勧業博覧会) |
17 | 終章(大久保の思想 |
18 | 大久保が蒔いた種 |
19 | 二つの政治指導 |
20 | 見果てぬ夢) |