著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
福島原発事故から10年以上が過ぎた。政府・東電は「40年廃炉」に向け進行中と言うが、そもそも事故炉の廃炉とは何をすることで、一体それは可能なのか。技術的不確実性の中、長期間を要するその工程をどうルール化し、誰の責任でどこまで行わせるのか。スリーマイル、チェルノブイリという二つの重要な先例と比較しながら検討する。あわせて、大量廃炉時代に突入した今、老朽原発を含めた原発廃炉のもつ人類史的重要性を指摘する。
関連記事
収録内容
1 | 序章 不可解な廃炉スケジュール―福島第一は四〇年で第二は四四年? |
2 | 第1章 「廃炉」は何を目指すのか |
3 | 第2章 「四〇年廃炉」スケジュールはどうやって組み立てられたか |
4 | 第3章 素通りされたスリーマイルの教訓 |
5 | 第4章 知られざるチェルノブイリの知恵 |
6 | 第5章 危うい現在地から問う「廃炉とは何か」 |
7 | 終章 「もう一つの核廃絶」に向けて |