著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
「ジェンダー平等」がSDGsの目標に掲げられる現在、大学では関連の授業に人気が集中し企業では研修が盛んに行われているテーマであるにもかかわらず、いまだ差別については「思いやりが大事」という心の問題として捉えられることが多い。なぜ差別は「思いやり」の問題に回収され、その先の議論に進めないのか?女性差別と性的少数者差別をめぐる現状に目を向け、その構造を理解し、制度について考察。「思いやり」から脱して社会を変えていくために、いま必要な一冊。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 ジェンダー課題における「思いやり」の限界(学生のコメントは「思いやり」ばかり |
2 | 研修・講座は「万能」ではない ほか) |
3 | 第2章 LGBTQ課題における「思いやり」の落とし穴(私に起きた「事件」の場合 |
4 | カミングアウトされる=「解決しなきゃ」ではない ほか) |
5 | 第3章 「女性」VS.「トランスジェンダー」という虚構(自分が「差別をする側」に回ることも受け入れる |
6 | トランスジェンダーをめぐる言説の現状 ほか) |
7 | 第4章 ジェンダー課題における制度と実践(現時点での法制度の到達点を知ること |
8 | 啓発の制度化は男女雇用機会均等法改正から ほか) |
9 | 第5章 LGBTQ課題における制度と実践(「SOGIハラ」が「パワハラ」となった背景 |
10 | 既存の法制度だからこそ抵抗感が少ない? ほか) |