著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
戦後日本において、社会をまきこみながら、産業や文化や文明そのものを変えながら、進歩してきた科学。それは学問としての科学の枠組みをとびこえ、私たちの生活を変え、未来への希望や可能性をも与えてくれるものであった。「失われた三〇年」を経て、経済力や技術力がかつての勢いを失うなかで、同じように輝きを失いつつある科学はどうあるべきなのか。政治、学問、教育、あるいは科学者というさまざまな視点から、これからの「科学」について考える。
関連記事
収録内容
| 1 | 1 科学と政治(トランプ政治が抉り出したもの―西洋科学の現在 |
| 2 | 学術会議の居場所とは―会員任命拒否事件の波紋 ほか) |
| 3 | 2 科学と学問(新語「サイエンティスト」への抵抗―自然哲学と自然愛 |
| 4 | 「学問」と「科学」の現在―「科学って学問?」 ほか) |
| 5 | 3 科学と国民教育(ウィーン学団「統一科学」の八〇年後―マッハの初心とは? |
| 6 | 大森貝塚・帝国科学・「縄文右翼」―学問世界と科学の対話 ほか) |
| 7 | 4 湯川秀樹の時代(西田幾多郎と桑木〓雄―「プランクのマッハ批判」の余波 |
| 8 | 荒木俊馬のリベンジ―戦時下「日本精神」と科学者 ほか) |
close