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商品説明
「今年はぼけますから、よろしくお願いします」広島県呉市。87歳の正月、母は娘に突然宣言した。その言葉通り徐々に変わっていく母。「私はばかになったんじゃわ」と繰り返し「迷惑になるけん、もう死にたい」と喚く母を「誰でも年とりゃあ、おかしゅうなるわいのう」と励まし支えたのは96歳の父だった―。老老介護の現実と互いを思いやる家族の愛情、深く優しい夫婦の絆を綴る感動の記録。
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収録内容
1 | お母さんは、認知症になったんかもしれん... |
2 | 「お母さんがおかしゅうなったけん、撮らんようになったん?」 |
3 | 私が帰ってきた方がええかね? |
4 | 「詐欺グループの名簿に、お母さんの名前が載っていました」 |
5 | 「人に迷惑をかけない年寄りになりたいです」 |
6 | 「わしにも男の美学があるんじゃ」 |
7 | 「あんたはあんたの仕事をした方がええわい」 |
8 | 「どうしてかね、大事なときに。せっかくあんたが帰ってきとるのにね」 |
9 | 「この老夫婦は誰ですか?」 |
10 | 「あんたの仕事じゃけん、わしらは何でも協力するよ」 |
11 | 「これは乳にするぶん」 |
12 | 「カメラマンか何か知らんが、知らんヤツをこの家に入れるなよ」 |
13 | 「私たちにつないでいただければ、あとは何をしてでも入っていきます」 |
14 | 「介護はプロとシェアしなさい」 |
15 | 「母の認知症は、神様の親切かも」と思うに至った私 |
16 | 「おまえは感謝の心を忘れたんか!」 |
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