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商品説明
妄想文学の鬼才が孤高の俳人・尾崎放哉の自由律俳句から着想を得た散文と俳句。あるひとつの俳句から生まれる新しい物語―。
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収録内容
1 | はじめに 咳をしても一人 |
2 | 雨の傘たてかけておみくぢをひく |
3 | たつた一人になり切つて夕空 |
4 | 昼寝起きればつかれた物のかげばかり |
5 | 氷店がひよいと出来て白波 |
6 | ほのかなる草花の香ひを嗅ぎ出さうとする |
7 | 小さい時の自分が居つた写真を突き出される |
8 | 人をそしる心をすて豆の皮むく |
9 | 寒さころがる落葉が水ぎわでとまつた |
10 | 今朝の夢を忘れて草むしりをして居た〔ほか〕 |
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