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商品説明
チョーサーは、いかにしてイギリス最高峰の詩人になったのか―ギリシア・ローマの古典文学に、中世ヨーロッパの文学事情、英仏百年戦争下での宮廷生活、富裕な商人層擡頭の一方で、疫病の流行や飢饉、農民反乱など流動化しはじめた社会経済情況、清新の息吹きをもたらした美術や音楽など、さまざまな分野の研究成果を道しるべに、チョーサーの人格形成から文学的成熟、そして『カンタベリ物語』にいたる道筋を辿る。
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収録内容
1 | 第1部 チョーサーと『カンタベリ物語』(チョーサーの生涯 |
2 | 『カンタベリ物語』の写本と初期刊本 |
3 | チョーサーの英語) |
4 | 第2部 チョーサーとヨーロッパ文学(チョーサーと中世ヨーロッパ文学伝統―チョーサー文学の成立に向かって |
5 | 中世ラテン文学とジェフリー・チョーサー |
6 | チョーサーと「フランス文学の伝統」 ほか) |
7 | 第3部 チョーサーの時代と文化(歴史・時代背景 |
8 | 14世紀西ヨーロッパの美術作品に見られる“近代性”―自然描写と世俗性 |
9 | 中世の音楽 ほか) |