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商品説明
この書籍のタイトルをご覧になって「年寄りの恋愛話」かと思われた方がおられるかもしれないがそれは誤解である。今は亡き妻に「あんたも早く終活を始めた方がいいよ」と言われていたことを思い出して始めた終活の最初の成果がこの冊子なのである。本書に収めた詩や短編は、私が学生時代に『ノクチルカ』という学科(京都大学農学部水産学科)の親睦会誌に寄稿していたものである。ほぼ半世紀ぶりに読み返してみると、自分なりに青春時代が思い出されて何とも捨てがたく、それらを再集録して残しておきたいと思うようになった。終活というと要らない物を捨てるように言われることが多いが、私にとっての終活は物を増やすことになってしまったようである。
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収録内容
1 | 夏のない四季 |
2 | 侘しい滑稽 |
3 | 八月中旬の感想 |
4 | かげろうのような恋 |
5 | 縮図 |
6 | 少年と子犬 |
7 | みどりの花 |
8 | 車中の風景 |
9 | さよなら僕のメルヘン |
10 | みずいろの足蹟〔ほか〕 |