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商品説明
「私たちは果たして自由であるのか」。この問いは長年の哲学者たちの悩みのタネで、この二千年来さまざまに議論が繰り広げられ、その論争は今日もなお続いている。決定論、他行為可能性、フランクファート型事例、自由の源泉性、ヴァンインワーゲンの帰結論証、リバタリアニズム、運、ストローソンの責任理論...。古典的な考え方から最新の議論まで網羅し、自由を考えるためのキーワードやその考え方をていねいに紐解く。入門書にして決定版。
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収録内容
1 | 序章 なぜ自由を哲学するか? |
2 | 1 自由の二つのモデル(そうしないことはありえたか?―自由の他行為可能性モデル |
3 | 自由とは「自らに由る」ことか?―自由の源泉性モデル) |
4 | 2 自由と決定論の両立可能性(決定論は自由の余地を無くすのか?―帰結論証の検討 |
5 | 私たちは操り人形にすぎないのか?―源泉性モデルへの挑戦 |
6 | 「運」は自由を脅かすか?―リバタリアニズムの検討 |
7 | 「自由なき世界」の可能性―楽観的懐疑論の検討) |
8 | 3 自由と責任のつながりを再考する(怒りと責任―ストローソンの責任理論 |
9 | 「責任」のレンズを外して自由を探求する) |