著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
徳川家康は武田信玄に三方原の戦いで完敗した際、自画像を描かせ、慢心したときの戒めにしたという。「顰像」として知られる絵だが、近年、それは後世の作り話との説が出されている。それだけでなく、家康に関する研究は急速に進み、これまでの通説が見直されるようになっているのだ。本書は最新の研究動向を交えつつ、桶狭間の戦い、長篠の戦い、伊賀越え、関東移封、関ヶ原合戦など、家康の人生における9つの危機を取り上げ、家康がそれをいかに乗り越えたかに迫る。そこから浮かび上がる、意外かつ新たな家康像とは―。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 桶狭間の戦い―大混乱の中で下した決断 |
2 | 第2章 三河一向一揆勃発―国内争乱、家臣の離反 |
3 | 第3章 三方原の戦い―家の存亡と意地をかけた出撃 |
4 | 第4章 長篠の戦い―信長の援軍で勝利 |
5 | 第5章 松平信康殺害事件―原因は家臣団の対立か |
6 | 第6章 伊賀越え―最大の窮地を突破 |
7 | 第7章 石川数正出奔騒動―秀吉への臣従を決断した背景 |
8 | 第8章 関東移封―小田原征伐を惹起させた処罰か |
9 | 第9章 関ヶ原合戦―危機をチャンスに変えた戦略 |
close